企業を取巻く環境が変化するのがあたり前となり、仕事の仕方も改善を迫られ続ける現在、「仕事を通して人を育てる」ことの重要性が改めて注目さ
れています。
しかし、効率主義による少数精鋭化やCSRによる残業規制、さらには個
に着目したいきすぎた成果主義人事制度などにより、現場で人を育てる力が衰退
しています。
上司や先輩に育てられた経験がない若手も増えてきて、組織の中
で人を育てる風土が風化しつつあり、経営トップの大きな課題となって
きています。
一方、ベンチャー企業では一人の仕事の幅が大きかったものが、人
員が増え、仕事が細分化することで一つの仕事を通して、仕事を覚え
ていくことが難しくなっている職場も出てきています。
どちらのケースも職場内で仕事を通じて人を育てることが、現場の管
理職任せでは難しくなっています。そこで、職場内に「仕事を通じて人
を育てる」ための仕組みと仕掛けを作り、現場の管理職がOJTを業務の中で行いやすくするための環境を組織の内に再設計していきます。
【チームに求められる人材の「行動と能力・資質」】
単にトレーナー制度を作るのではなく、OJTを「全社課題」ととらえ「仕事を通して人が育つ」仕組みと、仕掛けを設計、実施していきます。
●「求める人物像」を明確にし、育成対象との差異が分かる仕組みを作る。
●その会社がこれまで培ってきた「仕事の型」(=その会社の成果を導き出すプロセス、要点)を見える化する。
※かつて日本企業では、「型」の伝承は現場で脈々と行われていましたが、最近ではその伝承が難しくなっています。
環境の変化のスピードが非常に早くさらには、激しい競争環境の中では仕事が複雑になり、伝承するべき「型」が
「何なのか?」「どれなのか?」現場の管理職ですらわからなくなってきているのです。
●「計画的に育成する」OJTを進めるための仕組みをつくる。
●OJTを継続的にすすめる仕掛けをつくる。